03_研究トピック
現在は、以下の様な課題に取り組んでいます。
1. 日持ちのするシイタケの育種(これまでの成果をまとめたレビューを発表しましたので、ご興味有る方はご覧下さい。英語版、日本語版)
1.-1 収穫後にひだが茶色に変色しないシイタケの育種
ひだが褐変する原因を特定し、その原因を取り除くことで、ひだが褐変しない育種に取り組んでいます。
→これまでの研究成果は、下記のパンフレットをご参照ください(パネル_SR-1.pdf)
1.-2 収穫後にレンチナンが分解されないシイタケの育種
シイタケには、抗がん治療に用いられるレンチナン(β-1,3-グルカン)が含まれますが、レンチナン含量は、収穫後に急激に減少します。
レンチナン分解酵素(β-1,3-グルカナーゼ)を特定し、それらが分泌されないシイタケの作出を目指して、育種に取り組んでいます。
→これまでの研究成果は、下記のパンフレットをご参照ください(パネル_レンチナン.pdf)
2. シイタケ由来成分を利用した機能性素材の生産
2.-1 シイタケ由来キチン分解酵素(HexA)を利用したN-アセチルグルコサミン生産方法の確立
シイタケには、カニ殻のキチンからN-アセチルグルコサミンが生産できる酵素(HexA)が有ることが分かりました。
HexAを利用した環境に優しく、安心安全なN-アセチルグルコサミン生産方法の開発を目指して研究を進めています。
→これまでの研究成果は、下記のパンフレットをご参照ください(キチン.pdf)