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シイタケゲノムに関する論文がApplied and Environmental Microbiology誌に掲載されました

2017/03/27 17:42 に 坂本裕一 が投稿   [ 2017/03/27 17:44 に更新しました ]
シイタケゲノムに関する論文をApplied and Environmental Microbiology誌に発表しました。


今回の研究は、森林総合研究所との共同研究になります。

シイタケゲノムのde novoアッセンブルと遺伝子予測を行い、そのデータを用いてシイタケ収穫後に発現する遺伝子の解析を行いました。これまで酵素学的な解析から複数の細胞壁分解酵素が収穫後の分解に関わっていることを明らかにしてきましたが、今回の解析からまだまだ未解析の細胞壁分解酵素が多数あることが判明しました。

シイタケに含まれる細胞壁成分であるβグルカンは、免疫賦活活性や大腸炎の抑制など様々な生理機能があることが明らかになってきていますが、収穫後多数のβグルカン分解酵素により、急激に分解されることがわかりました。

また、もう一つの代表的な細胞壁成分であるキチンの分解酵素も多数収穫後に発現することが明らかになりました。また、それらの転写を促進していると考えられる転写因子も同定することができました。

今回得られたデータは、収穫後のシイタケ品質低下に関わる遺伝子の発現が抑制され、日持ちがよくなるシイタケ品種の開発に生かしていく予定です。


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