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新しい論文がJournal of Wood Science誌に掲載されました

2015/01/22 0:19 に 坂本裕一 が投稿   [ 2015/01/22 0:22 に更新しました ]
新しい論文が、Journal of Wood Science誌に掲載されました。

今回の論文は、以前にシイタケから精製した酵素HexAのアイソザイムHexBの精製とその遺伝子のクローニングに関する内容です。

HexBはキチンをエキソ型に分解することが出来るN-アセチルヘキソサミニダーゼで、N-アセチルグルコサミンの2~6量体を最も良く分解できます。

活性を比較すると、HexA,Bの両者で顕著な違いがある訳ではないですが、HexAは収穫後の子実体に発現し、HexBは菌糸や成長中の子実体で発現します。

シイタケの細胞壁にキチンが含まれることを考えると、両者は細胞壁の分解に関わると考えられますが、基質を産生することで、新たな細胞壁の合成を促しているとも考えられます。

以上のことから、HexAは収穫後の自己溶解に関わると考えられます。またHexBにより細胞壁の構成が変化することで細胞が伸長し,菌糸や子実体の伸長に関わるのではないかと考えられます。

また、これらの酵素は、キチンを直接分解できるとともに、エンド型のキチナーゼと協調的に働くことで、効率的なキチン分解が出来ると考えられることから、工業利用も期待できます。

論文情報は、こちらから閲覧いただけます。


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