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新しい論文を発表しました。

2016/08/07 19:48 に 坂本裕一 が投稿   [ 2016/08/07 19:50 に更新しました ]
新しい論文を発表しました

TEMPO酸化による廃菌床のナノファイバー化に関する論文を木材保存誌に投稿しました。

以前当センターに所属していた宇都宮大学の金野准教授らとの共同研究です。

掲載された論文はこちらです。

近年シイタケ栽培では、ほとんどが木の粉を固めて作る菌床に菌を接種して栽培する菌床栽培が主流となっていて、栽培後の菌床(廃菌床)の処理が問題となっています。

廃菌床はこれまで堆肥化して植物栽培の肥料に使われたり、カブトムシの飼育に使われる以外には目立った使い道がなく、現在ほとんどが産業廃棄物としてお金を払って処理してもらっています。

廃菌床は豊富なセルロース資源であることから、バイオエタノールの原料として利用できないかという研究も行われていますが、コスト面でなかなか見合わないという難しさがあります。

そこで、木粉中のセルロースをそのままナノファイバー化して利用しようとした試みが今回の論文です。

そのために、TEMPO酸化法という手法を用いたところ、リグニンなどの不純物を含む廃菌床からきれいなセルロースナノファイバーを作ることが出来ました。

セルロースナノファイバーは透明で強度が高く、しかも軽いことから、新規高機能素材として注目されています。

今後は、廃菌床からのセルロースナノファイバー化の効率化が進めて、これまでにない廃菌床の有効利用につなげていければと考えています。

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